日月神示に
「悪霊自身は自身を悪と思うてないぞ」
とあります。
霊界では、悪霊は自分のことを悪とは思っていない。
自分の行動や思っていることは、正しいと思っている。
日月神示
黒鉄の巻 第 24帖
悪霊自身は自身を悪と思うてないぞ
これは霊界だけでなく、この世でも同じです。
多くの場合、
悪人は自分を悪いとは思っていない。
善と悪は相対的なもの。
この世でもあの世でも、ピンからキリまで無限の段階の世界がある。
ある一つの段階の世界では善と思えることでも、さらに上の段階では、それは悪になることがある。
それゆえ、大きい目で見れば、善も悪もないということになる。
太陽系の惑星
太陽系では、火星が霊性の最も低い段階の惑星という説がある。
シルバーバーチ 完全から遥かに遠い惑星地球と地球人類
地球などの他の惑星から火星を見れば、火星人は最悪の行為ばかりをするように見える。
しかし、火星人からすると、自分たちの行為が悪いとは思っていない。
地球は火星の次に霊性が高いという説がある。
金星や水星の生命体から地球を見ると、地球人は最悪のことを繰り返す惑星に見える。
しかし、地球人からすると、自分たちの行為が悪いとは思っていない。
牛や豚などの家畜を大量に殺す
例えば、牛や豚などの家畜を大量に殺すことは、かなり悪いことですが、多くの地球人は、まさか悪いと思っていない。
牛や豚の家畜の立場からすれば、家畜を大量に殺す人間は、極悪人に見える。
人間をすごく恨み、復讐の念でいっぱいでしょう。
しかし、人間は、そんなことはほとんど知らない。
人間の霊性が高まってくると、家畜を殺すことが悪いことではないかと、少しずつ気付いてくる。
日本人の病気のガンの増加
日本人の病気のガンが増加し続けている原因の一つに、肉食の増加が関係している可能性が高い。
逆に欧米では、ガンは減り続けている。
この先、日本人の肉食が減ると、ガンも減る可能性が高い。
家畜を殺すと、人間は大きなカルマを作る。
人間が家畜を殺すと、神の摂理で、逆に人間が家畜に殺されることになる。
また、その肉を食べると、さらにカルマを作る。
肉食は、この二重のカルマがある。
そのカルマの影響で、ガンなどの重病になる。
ガンは、殺された家畜の人間への復讐にも思える。
ブラック企業
ブラック企業は、社長など上の立場の人が、従業員を安い給料で長時間労働などの激務、罵詈雑言、パワハラなどでコキ使う。
しかし、ブラック企業の社員の多くは、これらの行為が普通の世界であり、まさか悪いことだと思っていない。
2015年に電通の社員が、過労で自殺した事件がありました。
高橋さんは電通の社員たちに、かなり厳しく言われていたという。
この電通の社員たちは、高橋さんの自殺でようやく、自分たちのしていたことが、悪かったのではないかと疑い始める。
バイトテロ
最近では、バイトテロが話題になりました。
一般の人は、なぜこんな愚かなことをするのかと不思議に思う。
しかし、バイトテロが起きる店では、これと似たことが普段からよく起きている。
これが、彼らの善悪のレベルです。
私は20年ほど昔、大手の回転寿司屋でバイトをしたことがありますが、店長が従業員に大声で怒鳴りけて怒る、不要な従業員は勝手にクビにするなどが頻繁にあった。
従業員は、ビビって店長に不満など一言も言えない。
もちろん、店長は、従業員の声を聞く耳をまったく持たない。
私も、仕事中にものすごい形相でにらまれて、怒鳴りつけられ、最後は強制的にクビにされた。私は、こんな怖い世界があるのかと驚いた。
しかし、彼らは、これが普通の世界なので、まさか悪いとは思っていない。
それゆえ、自分の愚かな行為を反省しない。
バイトテロが起きたとき、この業界は、あまり変わっていないと思いました。
この先もあまり変わらないでしょう。
TV番組の『マネーの虎』にも出演した小林氏の出演した番組がありました。
小林氏は終始、従業員たちを罵倒している。頭も叩く。
従業員たちは、萎縮して黙って聞いているだけ。
これは、私が回転寿司屋でバイトしたときと、ほぼ同じ状況です。
しかし、小林氏は、これが正しいやり方だと思っている。
彼の人格が高くないので、どうしても従業員を罵倒してしまう。
小林氏の会社は、数年後に倒産しました。