腕時計に世界で初めてミニッツ・リピーターを作った人
前回の続き
フィリップ・デュフォー氏は、スイス生まれの天才時計師。
1992年にフィリップ・デュフォー氏は、腕時計に時刻を鐘の音色で知らせる機構である 『グラン・プチ・ソネリ・ミニッツリピーター』 を世界で初めて盛り込んだ。
ミニッツ・リピーターを腕時計に付けるのは、とてつもなく難しく、少数の天才時計師にしかできない。
それを世界で初めてやってのけたのは、凄すぎる。
日本のセイコーが、ミニッツリピーターの腕時計を初めて作ったのが、2011年。
19年の開きがある。
フィリップ・デュフォー氏の工房は、スイスのジュー渓谷にある。
自然豊な森と草原に囲まれ、静かで空気が綺麗。
時計製作には、とても良い環境だと思います。
冬は、雪が積もり、かなり寒いですが。
この工房の様子を見ると、宮﨑駿氏 (1941年1月5日) のアトリエに雰囲気が似ていると思った。
知的で芸術的で、人の温かみのある空気を感じる。
このような家でないと、良い作品はできないのかもしれない。
以前にも書きましたが、日月神示にもあるように、人の内分と衣服と家は、相関関係にある。
冬の巻 1帖
「自分を霊とすると、衣は体
衣着た自分を霊とすれば家は体
家にいる自分を霊とすれば土地は体であるぞ」
彼は、1948年生まれですが、まだまだ元気に活動している。
容貌を見ると、とても優しそうな感じを受ける。
時計の美しさにも、それがよく出ている。
動画をいくつか見ると、彼はフランス語と英語を話せるようです。