この世と霊界では、時間と空間の概念が大きく異なる。
シルバーバーチは、時間について
「本来時間というのは、永遠なる現在だということです」
と言っている。
日月神示でも、時間について同じことを言っている。
霊界では、過去も未来も現在の中にある。
霊界には、この世の3次元ような空間も無い。
しかし、この世の3次元のような時間と空間が存在しない世界は、想像しにくい。
日月神示には「現界では、時間に順に得たものでも
心の中では時間に関係なく、距離に関係なく
一所に並べられるであろうがな」とある。
人の心は、時間や空間は関係が無く、一つの所で自由自在に様々なものが存在できる。
霊界は、人の心の世界に似ている。
総ては、人の想念のままに現れる。
逆に言うと想念に無いものは、現れない。
霊界とこの世は、切り離されてた所にあるのではなく、同じ場所にあり、密接な関係にある。
時間と空間は、霊界では心の中の映像のようなものであることが、少しずつ分かってくる。
黄金の巻 第7帖
一切の未来も一切の過去も
「総てが現在ぞ」「中今ぞ」
このこと分かるが善じゃ
神は総てを知っているのぞ
現在は永遠ぞ
月光之巻 第23帖
同じ所に天国もあり、地獄もあり、霊界もあり
現実界もあり、過去も未来も中今にあるのぞ
白銀の巻 第7帖
天国が映って地が出来ているのじゃから
霊の国は更に立派、微妙ぞ
天界のもの光り輝き
幽界のもの暗くなる違いあるだけじゃ
その時の状態によって変化するが
総ては神が与えたのじゃ
現界同様、与えられているのじゃと知らせてあろうがな
時間、空間もあるのであるが、無いのであるぞ
同じ状態にあれば同じ処(ところ)に住み
変化すれば別の処に住むのであるぞ
見ようと思えば、念の中に出て来て
見ること、語ること出来るのじゃ
見まいとすれば見えんのじゃ
自分で見、自分で語るのじゃぞ
時、所、位、総てが想念の中
想念のままに現れて来るのであるぞ
分かるように申すならば、時間も空間も映像であって
情態(状態)が変わるのみのことであるぞ
情態のもと(元・基)、本質は限りないから
無限であるから、自由であるから
霊界は無限、絶対、自由自在であるぞ
現界では、時間に順に得たものでも
心の中では時間に関係なく、距離に関係なく
一所に並べられるであろうがな
心の世界で、時間、空間のない道理
これでよく分かるであろうがな