サッカーのワールドカップ・ロシア大会、日本がベルギーに敗れる
サッカーのワールドカップ・ロシア大会で、7月2日(現地時間)、日本は決勝トーナメント1回戦でベルギーに3-2で敗れた。
W杯の日本戦は、わずか4試合でしたが、熱い試合が多く、とても感動しました。
W杯史上でで南米のチームに日本が初めて勝ったのは、日本にとって大きな功績です。
日本だけでなく、アジアでも史上初の勝利。
最後のベルギー戦は、初めから終わりまで衝撃的な試合でした。
過去に日本の監督を務めたオシム氏 (77) のベルギー戦の後の素晴らしい言葉がある。
考え方がとても参考になる。
サッカーのさまざまな面を冷静に考えている。
オシム氏
「素晴らしい試合だった。
確かに結果は負けだが、日本はこの試合を通じて、そして大会を通して、自分たちが勝てると再び信じられるようになった。
本当に素晴らしいパフォーマンスだった。
懸念された守備は思っていたよりもずっと良かった。
幾つかのミスはあったがしっかりと再編成され、そう破綻することはなかった。
ベルギーがフェライニを投入し、ロングボール攻撃を仕掛けたのにもよく対応していた。
ルカクに対してもコレクティブ(組織的)に守れていたのは評価に値する。
ベルギーの決勝点は素早かった。
クルトワが瞬時に状況を判断し、デブルイネはひとりでボールをピッチのはじからはじまで運んだ。
確かに走るスピードは彼の長所のひとつだが、彼を行かせてはならなかった。
こうした試合の終わり方はあまり気持ちのいいものではない。
衝撃が大きく、それを消化するのは容易でないからだ。
突然の心臓発作のようなものだ。
日本に求められたのは危険を察知する嗅覚の鋭さだった。
延長を視野に入れていたとはいえ、最後のワンプレーに対してもっと敏感になるべきだった。
とはいえ日本は難しい状況をよく戦ったと思う。
2対0から2対2に追いつかれ、それでもプレーを続けねばならなかったのだから。
追いつかれたのは、足りないものもまだあるということだ。
それらは小さな事柄であるのだが、日本がまだ多くを学ばねばならないのもまた確かだ。
愚かなミスを犯す可能性は常にある。しかしそうしたミスとも共に生きねばならない。
もちろん二度と犯すことのないよう修正していく必要はあるが、最悪だとばかり言って後悔しても仕方がない。
客観的な視点に立てば見るに値する試合で、素晴らしい試合が見られたという喜びが最後に残った。
日本はフィジカル面でも悪くはなかった。
とても重要なことで、ここまでやってきたことに間違いはなかったと確信を持っていい。
何が良くてどこを目指すのか。
それをハッキリと意識して歩みを進める。より遠くまでだ。
それには勇気がいるし、プレーのクオリティーも必要だが、今日、日本が示したのはもっとできるということだった。
日本代表はこれから変わっていくべきだ。
このチームは長い間、同じ選手たちがプレーしている。
ベテラン選手はさまざまな経験を経て多くのことを身に付けている。代表での経歴も長く、彼らが日本の質を高めたといえる。
だが、それももう終わろうとしている。
幾人かは新たにスタートを切るのは難しい。
新しい選手がどのぐらい入ってくるのか注目していかねばならない。彼らがこれからの代表を支えていくのだから。
チームを完成させるには少し補強が必要だ。
(長友に代わる)左サイドバックや屈強なストッパーが必要だし、よりクリエイティブ(創造的)なミッドフィールダーも、機動力に富みアグレッシブ(攻撃的)で得点能力の高いフォワードも。
これからのサッカーはさらにスピードアップしていく。
選手のスピードもプレーのスピードもだ。
それにはさらなるフィジカルの強化が不可欠だ。
フィジカルに問題のある選手は、これからはプレーをしていけない。
変わらないのがテクニックの分野だ。
多くの選手は自分が優れたテクニックを持っていると思い込んでいる。
しかしプレーのスピードがアップすれば決して十分ではない。
さらに技術は向上できるし、それには若年層からもっと練習を積んでいく必要がある。
これからの他の国のことばかりを考えるべきではない。
自分たちのことをもっと考えて、正しいと思える道を歩んでほしい
(元日本代表監督)」
サッカーの試合の後に、日本のサポーターがゴミ拾いをすることが話題となっている。
日本ではスポーツ観戦や観劇、旅行など、どんなことでも自分が出したゴミは、自分で片付けるのが普通なので、サッカー観戦でもゴミ拾いは普通のことです。
海外では、スポーツ観戦で観客が出したゴミは、自分ではあまり片付けないようです。
しかし、ゴミ拾いが外国でも少しずつ広まっている。
いい傾向です。
掃除の重要性については、このブログで何度か書きました。
私も5年前から日々、家や土地を掃除しています。