日月神示
「神から出る真、善、美、愛の用に奉仕するのが霊人たちの生命であり、仕事であり、栄光であり、歓喜である。
故に、霊界における霊人たちの職業は、その各々の有する内分により、段階によって自ら定まる。」
霊界でもこの世と同じように様々な仕事がありますが、どの仕事をするかは、自分の内分の段階によって決まる。自分の内分の段階以上の仕事はできない。
今の仕事を一生懸命がんばり、身魂を磨いて自分の内分が高まれば、より段階の高い仕事ができる。
この世でもだいたい同じことが言える。
良い学校へ行き良い仕事に就くには、勉強も大事ですが、それに相応しい身魂を持つ必要がある。相応しくない身魂であれば、運よく良い学校へ入ったり良い仕事に就けても、長く続かない。普段から身魂を磨く努力が大事です。
私は、ロシア文学のドストエフスキーやトルストイの作品を、3年ほど前から読んでいる。トルストイの名作「戦争と平和」は、私の生まれる前から家の本棚にあった。
しかし、子供のころは、まったく読もうとはしなかった。今考えると、トルストイを読むだけの、自分の身魂の内分の高さが無かったからだと思う。マンガは好きで、よく読んでいた。マンガが、自分の身魂の内分に相応しいものだったのです。マンガより格の高いロシア文学は、私には存在しないにも等しかった。
ロシア文学を教養にしている人は、日本では少ない。作家や翻訳者を志すような一部の人が、若いころから楽しんで読んでいる。
ロシア文学を教養にするには、それに相応しいだけの、身魂の高い内分が必要。内分が低い人は、教養にはなかなかできない。私は、身魂を磨くことを日々行い、内分が高まったことで、ロシア文学を読みたいと思うようになったのだと思う。
学生の学力を上げるには、勉強も大切ですが、それと同時に日々身魂を磨き、内分を向上させることも重要。
学生は、学校や塾で知識を得る勉強を長時間していますが、身魂を磨くことは、少ない。
身魂が向上していくと、難しい勉強も楽しめるようになってくる。
まず、「身魂とは何か」「身魂を磨くとは何か」ということを、先生や生徒の多くが知りません。私も最近知ったばかりです。これらのことを、多くの人が知ることが重要。
世の中のさまざまな仕事と、その人の人格や容貌、服装などの関係を観察すると、その仕事に相応しい人が就いていることがわかる。
すばらしい仕事をしている人を実際に身近で観察して、刺激を受けると良いでしょう。
日月神示
地震の巻 第十八帖
神から出る真、善、美、愛の用に奉仕するのが霊人たちの生命であり、仕事であり、栄光であり、歓喜である。
故に、霊界における霊人たちの職業は、その各々の有する内分により、段階によって自ら定まる。
為にその用は無数であり、且つ千変万化する。
歓喜第一、神第一の奉仕が霊人の職業である。
故に、自分自身の我が表に出た時は、力を失い、仕事を失い、苦悩する。
霊人の仕事は限りなく、地上人の仕事以上に多様であるが、より良さ、より高さ、より神に近い霊人生活に入るための精進であり、喜びであることが知られる。
そして、その何れもが神の秩序、即ち大歓喜の秩序、法則によって相和し、相通じ、全般的には一つの大きな神の用をなしているのである。故に、何れの面の用をなすとも、自己というものはなく、弥栄あるのみ、神あるのみとなる。
なお注意すべきことは、霊界において、権利なるものは一切感ぜず、義務のみを感じているということである。即ち、義務することが霊人の大いなる歓喜となるのである。
為に、命令的なものはない。只、ひたすら奉仕があるのみである。その奉仕は地上人であった時の職業と相通ずるものがある。何故ならば、霊と物とは対応しているからである。